ヒアルロン酸注射はシワ取りなど、美容手術のなかではコストも比較的低く、入院も必要ないため手軽にできるプチ整形として人気の方法。美容クリニックや整形外科、歯科などでも受けることができます。 そんなヒアルロン酸注射の存在は知っていて興味はあるけれど、具体的な効果やリスクについて詳しく…… more 知らないという方は多いのではないでしょうか。 今回は、ヒアルロン酸注射の仕組みから部位別に見る効果まで詳しくご紹介していきます！ 顔や体にコンプレックスがあったり、より美しくなりたいと考える向上心があるのなら、ヒアルロン酸注射の効果はあなたを良い方向へ変えてくれるかもしれませんよ。 最後に紹介している、「ヒアルロン酸注射が向いている人の特徴」に自分が当てはまるかどうかもぜひ、チェックしてみてくださいね。 ヒアルロン酸注射の成分って？注射の仕組みと効果の持続期間も ヒアルロン酸注射の効果の前に知っておきたい、 ヒアルロン酸がどのような成分なのか ヒアルロン酸注射はどのような仕組みの施術なのか 効果はどのくらい持続するのか という3つの疑問を簡単に解明していきます。 体に元から存在するヒアルロン酸 ヒアルロン酸という言葉はよく耳にするのではないでしょうか。化粧水や保湿液、入浴液などにも使われていますよね。 ヒアルロン酸の特徴は、 保湿力が非常に高い 人間の体内に元々含まれている成分 の2つです。 特に保湿能力の高さはほかの美容成分の群を抜いていて、1gで6Lもの水分を吸収すると言われています。 ヒアルロン酸は主に肌や眼球、関節に多く存在し、肌や眼球の潤い維持、関節の潤滑性を保つ役割を担っています。 ヒアルロン酸注射の仕組み ヒアルロン酸注射 保湿力があるヒアルロン酸を皮膚に注射で注入することで、体内に元々あったヒアルロン酸に結合し膨らみをつくる治療（施術） ヒアルロン酸注射は主に、 加齢やケガによる関節の治療 シワ改善などのプチ整形 として活用されています。 ヒアルロン酸注射を受けられる場所は、整形外科、美容クリニックなどがあります。また、口周りのヒアルロン酸注射を行っている歯科もあります。 人体に元から存在するヒアルロン酸はアレルギーのリスクも比較的低く、コラーゲンよりも効果が少し高いため注目を集めています。 注射による効果の持続期間 ヒアルロン酸は注入して3ヶ月ほど経つと少しずつ体内に吸収されていき、2～3年後には完全に吸収され、効果が分からなくなると言われています。 ただし、注入部位やヒアルロン酸の種類、注入量、個人差によって吸収の速度が違います。 メスを使わない手軽な施術というメリットがある一方、効果を持続させるには定期的な注射が必要となります。 ボトックス注射との違い シワ改善として知られている治療には、ボトックス注射もあります。ヒアルロン酸注射とは、有効成分を体内に注入するという点では似ていますがシワを改善するメカニズムは全く違います。 仕組み 特徴 効果の発揮から持続期間 ヒアルロン酸注射 皮膚を内側から膨らませる 垂れや窪みのボリュームを補うことでシワ改善 治療後すぐから（効果が長いもので）2年 ボトックス注射 筋肉の収縮を抑える 筋肉のクセによるシワを一時的に根本から改善 治療後1～2週間から2～3ヶ月 ヒアルロン酸注射は比較的どのようなシワにも対応できますが、ボトックス注射は筋肉の収縮が原因のシワ改善がメイン。効果を発揮し始める時期や持続期間も大きく違うことが分かります。 顔はもちろん胸や関節も！部位別に見るヒアルロン酸注射の効果 ヒアルロン酸注射は注入する部位別で期待できる効果や特徴が違います。 顔のパーツ 輪郭 胸 手の甲 関節 など、細かく部位別に効果を紹介していきます。気になる部位があれば、しっかりチェックしてみてくださいね。 高く鼻筋の通った理想の鼻 顔の中心にある鼻は顔の印象を決める重要なパーツ。鼻筋にヒアルロン酸注射をすることで、 高い鼻 鼻筋の通った鼻 を形成することができます。 適切な量を鼻に注入することで、理想の鼻の形を手に入れることができます。注射針による施術跡も目立たず、鼻の整形手術として低価格でできるのがメリットです。 シワのないつるんとした額 加齢や表情のクセでできた額の横シワなど、気になる額のシワ部分にヒアルロン酸が効果的です。 ヒアルロン酸注射を額に注入することで、額の皮膚を盛り上げ、シワを目立たなくする効果があります。 深いシワの場合は、筋肉の収縮を抑えるボトックス注射との併用でさらなる効果を得られる場合もあります。 シワのない若々しい眉間 表情筋によって活発に動く眉間。動きのクセによって眉間にシワができてしまうことは少なくありません。 眉間は困ったり、怒ったりなど表情に出るときに動きやすい場所なので表情シワができやすい部位。同じ表情を続けたり、頻繁に同じような表情をすることで深いシワが刻まれます。 眉間のシワを改善することで、 若々しい 柔らかい 印象を与えることができます。 眉間のシワにはボトックス注射での施術もありますが、ヒアルロン酸注射はボトックスで満足いく効果を得られなかった方にも向いていると言われています。 理想のアゴで美しい横顔 アジア人の多くはアゴに高さがなく、鼻からアゴを結ぶ横顔の理想ライン（Eライン）がない人が多いと言われています。 アゴにボリュームがないと、口元が出ているように見えて残念な横顔に見られがち。 ヒアルロン酸注射では、アゴの高さをアップさせることが可能です。アゴの高さをアップすることで、メリハリのある美しい横顔を作る効果があります。 さらに、口の位置とアゴのバランスを見ながらヒアルロン酸を注射することで、品の良い印象の輪郭も叶います。 健康的なふっくらした頬 頬にヒアルロン酸を注入することで、 頬の高さを出す こけた頬をふっくらさせる ことができます。 元から頬がフラットだったり、加齢によって頬がこけてしまうと、顔が間延びしてのっぺりとした印象や老けた印象を与えることに。 頬に膨らみをもたせることで立体的な顔立ちになり、柔らかい印象を与えられます。 ボリュームとツヤにある唇 上唇や下唇にヒアルロン酸を注射すると、ボリューミーな唇を作ることができます。ハリウッドスターのようなぷっくりとした唇と言うとイメージしやすいのではないでしょうか。 薄い唇の方はもちろん、 上唇と下唇のバランスが気になる 唇の縦シワが気になる といった悩みのある方にも効果的。上下の唇のバランスを整え、ふっくらした唇でツヤを出すことができます。 ヒアルロン酸注射の中でも比較的、手軽にできる部位として人気のパーツです。 ほうれい線などの口元のシワ改善 口元のヒアルロン酸注射は特に加齢による悩みに特に効果を発揮します。 口周りのシワは表情筋を鍛えることにより改善が望めますが、即効性のある方法としてヒアルロン酸注射があります。 鼻の脇から口元に伸びるほうれい線 口角から下に伸びるマリオネットライン に注射をすることでシワを目立たなくし、若々しい印象とハリのある肌を同時に取り戻します。また、シワの改善だけでなくシワ予防にも効果があるとされています。 目元の悩み改善と涙袋形成 加齢とともにまぶた周辺の脂肪が減ると、上まぶたや目の下周辺がくぼんでしまい、老けて疲れた印象になってしまいます。 目元の悩みで多い、 上まぶたのくぼみ 目の下のくぼみ 目元の小シワ といった症状は、ヒアルロン酸注射で改善することができます。ヒアルロン酸注射をまぶたの下に注入することで、元のまぶたの印象を取り戻すことができます。 ただし、目元は皮膚が非常に薄いため、注射をする医師の技術が必要といわれています。柔らかいタイプのヒアルロン酸を少しずつ注入する方法もあるのだそう。 さらに、目元のヒアルロン酸注射の効果が大きいと人気なのが涙袋。下まぶたにヒアルロン酸を注入して、涙袋に膨らみをもたすことで、愛らしく大きな目を印象づけることができます。 胸を手軽に「プチ豊胸」 豊胸手術はシリコンをイメージしがちですが、ヒアルロン酸を使った施術もあり、「プチ豊胸」と呼ばれることも。 施術時間も平均15～30分と短く、注入後すぐにバストアップの効果がみられ、胸元の悩みや理想を叶えることができます。 バスト全体のボリュームアップ デコルテのボリュームアップ 谷間をつくる 理想の胸の形に近づきたい 左右均等な大きさに整えたい など、それぞれの理想の胸元を叶えてくれるのもヒアルロン酸注射のメリットと言えるでしょう。 ヒアルロン酸注射の効果を持続させるため、胸腺と胸筋の間にヒアルロン酸を注入する方法をとっているクリニックもあります。その部分は、血流があまり多くないため、ヒアルロン酸が体内にあまり吸収されないという特徴があるのだそう。 手の甲にできた加齢によるシワ 手は年齢を隠せないと言われている部位。手に刻まれたシワはどうしても加齢で目立ってくるものであり、さらに日常的に人目に触れてしまうパーツです。 手の甲にヒアルロン酸を注入することで、 手の甲のシワ 浮き出た血管 を目立たなくさせます。マッサージなどでは改善できない手の甲のシワにも効果的です。 加齢やケガによる関節の痛み改善 ヒアルロン酸注射は関節の治療としての歴史の長い施術方法。 関節痛 半月板損傷 変形性膝関節症 としての治療に非常に効果があるとされています。 注射後からすぐに、関節の滑らかな動きを実感できるのが特徴。変形や酷使でダメージを受けていた関節の痛みや負荷を軽減させることができます。 また、ケガなどによる、靱帯やかつ膜の炎症を抑え、炎症による痛みや熱にも即効性のある効果が期待できます。 ヒアルロン酸注射を受ける上での注意点と向いている人 ヒアルロン酸注射は女性に嬉しい効果がたくさんあることが分かりましたが、注意点と副作用にも注目してみましょう。 ヒアルロン注射はほかの美容手術に比べるとリスクが少ないことで知られていますが、施術後の注意点や副作用がないわけではありません。 きちんと注意点と副作用を理解して対策することで、ヒアルロン酸注射によるリスクを減らすことができますよ。また、ヒアルロン酸注射が向いている人の特徴も紹介していきます。 ヒアルロン酸注射を受けた後 ヒアルロン酸注射の施術自体は5～10分、長くかかる胸元でも30分以内のことがほとんどですが、施術後に気をつけるべき注意点もあります。 ヒアルロン酸を注入したあとは入院も必要なくすぐに帰宅するこができます。 施術箇所に刺激を与えることで、ヒアルロン酸が注入箇所から移動してしまうことがあるため、 洗顔やメイク以外で必要以上に施術箇所を触らない マッサージは控える といったことが必要。 施術によって起こり得る副作用 施術後は、 内出血・あざ しびれ 必要以上の皮膚の凹凸 血流障害 アレルギー反応 といった副作用が出る可能性があります。施術者の腕やクリニックで使われている注射の種類次第では、重い副作用になることも。 ヒアルロン酸の注入量が適切でなければ施術箇所が必要以上に膨らんでしまったり、注射針の血管への侵入でヒアルロン酸が血管内に入ってしまうと血流を阻害してしまうこともあります。クリニック選びには慎重になる必要があります。 内出血や腫れといった副作用は、ヒアルロン酸注射に限らず注射のリスクとして注射針が血管に当たることで起こります。 10人に1人の割合で内出血が起こすとも言われていますが、術後時間が経つと自然と内出血によるあざや腫れが引いていきます。 また、注射針が神経に触れることでしびれが出たり、服用している薬やサプリメントなどの影響であざができてしまうこともあります。 施術前に服用している薬などをしっかり申告することで、あざなどのリスクを避けることが可能です。 アレルギー反応について ヒアルロン酸は元から人体に存在している成分とはいっても、ヒアルロン酸注射には麻酔薬なども配合されていることがあり、アレルギー反応を起こす可能性もゼロではありません。 施術部分の 痛み 腫れ 熱感 が出た場合は、すぐに施術を受けたクリニックへ相談に行きましょう。 ヒアルロン注射が向いている人 メスを使わない「プチ整形」のため、本格的な手術や整形に抵抗のある方にも向いています。 ヒアルロン酸注射が特に向いているのは、 メスを使わない手軽な方法が安心する 施術後の入院やダウンタイムの時間がとれない はっきりとした顔立ちが理想 という方。 特定の部位にボリュームをつける、高さや丸みをプラスするなど、メリハリのある顔立ちで華やか印象を作りたいと考えている方にぴったり。 一度施術を行っても時間が経つとヒアルロン酸が体内に吸収されて効果がみられなくなるのも、整形に抵抗がある方にとってはメリットになることがあります。 ヒアルロン酸注射の効果で理想の顔に近づける！ ヒアルロン酸注射は気になるシワ取りや、輪郭を整える効果などセルフケアでは限界のある女性の悩みを解決してくれる魅力的な方法ですよね。 美容整形に抵抗のある方も、効果の持続期間に限りがあってリスクの低いヒアルロン酸注射なら挑戦しやすいのではないでしょうか。 ヒアルロン酸注射による効果に納得できない場合や、副作用が出たりした場合はヒアルロン酸を分解する注射もあります。 ヒアルロン酸注射の効果と注意点、リスクを踏まえた上で自分にぴったりの施術を専門家に相談してみてはいかがでしょう。 長年悩んでいたコンプレックスや加齢による悩みが嘘のように解決できるかもしれませんよ。 関連する良く読まれる記事: 蛇の毒をヒントにしたシンエイクの美容効果と使用時の注意点 人気のボトックス注射の効果とは？リスク・副作用にも注意！ 美容液の効果とは？あらゆる肌トラブル改善をサポート！ 赤色光が肌を補修！NASA発LEDの美容・治癒効果が日本にも浸透 すごすぎる舌回しの効果。気になる顔まわりの悩みを撃退！ close

ヒアルロン酸注射の気になる効果って？顔から胸まで部位別に徹底解説