髪の毛に関するコンプレックスは人それぞれです。 なかでも髪の毛の細さを気にしている方や、年々細くなっている気がして不安に思っている方も多いのではないでしょうか。 髪の毛の太さは、遺伝が関係していることもあります。また、元々の髪質だけでなく年齢を重ねるごとに細くなっていく場合が多い…… more と言われています。 ですが、「髪の毛が細いのは遺伝だから仕方ない」「年齢を重ねるごとに髪の毛が細くなるのは自然なこと」と諦めるのは待ってください！ 髪の毛を太く美しく成長させるには、ちょっとした生活のポイントがありました。髪を細くする原因を知って、髪の毛を太くする生活習慣を身につけましょう。 遺伝だけが原因じゃなかった！髪の毛が細くなる原因 髪の毛の細さは遺伝や加齢が関係している場合も確かにありますが、実はほかにも髪の毛が細くなる原因はたくさんあります。 意外な原因が、あなたの髪の毛を細くしているかもしれません。普段、何気なく行っている行為が髪の毛にとって悪い影響を与えていることも。 まずは、髪を細くしている原因を知って、今日からできるヘアケアで太くハリのある美しい髪を目指しましょう。 日常生活で受けてしまうダメージ 髪の毛は乾燥や紫外線から日々ダメージを受けていることをご存知でしょうか。 髪に良いと思っているヘアケアが髪の毛を細くしていることがあります。パーマやヘアカラーはもちろん、ブラッシングやヘアアイロンの熱がダメージになることも。 パーマは髪の毛内部にまでダメージを与え、髪の毛の潤いや栄養を流出させる原因になります。ヘアカラーは髪の毛表面のキューティクルを傷つけて、外部からのダメージをさらに受けやすい状態にしてしまいます。 お使いのシャンプーやコンディショナー、スタイリング剤が髪質に合っていなかったり、洗い残しが頭皮に残っていると毛穴が詰まって頭皮に負担をかけてしまいます。 さらに、髪の毛は熱に弱い特徴があります。普段ドライヤーやヘアアイロンをお使いの方は、毎日ダメージを蓄積している可能性も。 ブラッシングにも注意が必要です。髪の毛が傷ついた状態で、乱暴にブラッシングをするとさらに髪の毛をボロボロにしてしまうことにもなりかねません。 もちろん、ダメージの大小には個人差がありますが、髪の毛が元々細い方はダメージを受けやすいと言われています。 血行不良による髪の毛の栄養不足 髪に必要な栄養は、血流によって運搬されます。血行が悪いと、髪の成長に必要な栄養が十分に届かず、細い髪の毛しか育たないというサイクルを繰り返すことに。 年齢を重ねると髪の毛が細くなる方は多くいらっしゃいます。その理由のひとつは、加齢による血行不良。加齢により頭皮の毛細血管の老化が進むと、血流が悪くなってしまいます。 血行不良を招く原因は加齢のほかに、 喫煙 過度の飲酒 運動不足 乱れた生活習慣 があります。上記のよな習慣を続けることで、頭皮の血行不良が悪化して髪の毛が正常に成長しなくなってしまいます。 特に、脂肪分の高い食べ物を日常的に食べていると、血液がドロドロになり頭皮に十分な栄養が行き渡らないことに。 過度の飲酒や喫煙も、髪の毛の成長に必要なビタミン・ミネラルを消費してしまいます。 ホルモンバランスの乱れ 女性のからだに大きな影響を与えるホルモンバランスは、髪の毛の細さにも深く関係しています。一般的に男性ホルモンが薄毛に関係していることは知られていますが、女性の体内でも男性ホルモンは分泌されています。 女性ホルモンと男性ホルモンのバランスが崩れることで髪の毛にまで影響を及ぼします。 男性ホルモンの一種であるテストステロンは本来、髪の毛の成長を促す役割をしていますが、テストステロンが酵素と反応することでジヒドロステロンという髪の毛の成長を阻害するホルモンに変換されます。 一方、女性ホルモンは髪の毛を健康に成長させる作用があります。 男性ホルモンと女性ホルモンのバランスがとれていれば、髪の毛は長く太く成長します。しかし、何らかの原因でホルモンバランスが崩れることで女性ホルモンの分泌が少なくなると、髪の毛の成長を阻害する男性ホルモン（ジヒドロステロン）が出やすくなります。 ホルモンバランスが乱れる主な原因としては、 ストレス 睡眠不足 栄養不足 頭皮環境の悪化 加齢 などがあります。 妊娠中や閉経後に髪の毛が細くなったり薄くなったりする方が多いのは、女性ホルモンが減ってホルモンバランスが変化するからです。 ただし、男性ホルモンを悪だと考えるのは間違いです。ホルモンバランスがとれている間は男性ホルモンも髪の毛の成長に良い影響を与えてくれる、女性にも欠かせないホルモンと言えます。 日常生活ですぐに取り入れたい！髪の毛を太くする方法 髪の毛を細くしている意外な原因に、思い当たることがあった方も多いのではないでしょうか。 では、具体的にどのようなことに気をつけて生活を送ればいいのでしょう。今日からできる美しい髪の毛を作る方法をご紹介していきます。 良質なタンパク質を摂取する 健康な太い髪の毛を作るには、 タンパク質 ビタミン ミネラル などの栄養素を豊富に含んだ食事が必要不可欠です。 なかでも髪の毛の成長に欠かせないのがタンパク質。動物性・植物性タンパク質をバランス良く摂取することが大事です。 動物性タンパク質 肉類・魚類・卵・乳製品など 植物性タンパク質 大豆製品・ナッツ類など 魚に含まれるタンパク質は頭皮に良い影響を与え、タンパク質の一種であるコラーゲンは髪の毛の成長に大きく影響するという研究結果があります。 日常的にコラーゲン飲料を摂取した被験者の毛髪が太く成長したというデータがあります。これは、コラーゲン飲量に含まれるコラーゲンペプチドが、髪の毛を健康に成長させる毛根に作用するのだと考えられています。 ビタミン・ミネラルもバランス良く ビタミン・ミネラルを多く含む野菜や果物、海藻類も髪の毛を太くするには必要です。栄養が偏ることのないよう、バランスのよい食生活を目指しましょう。 忙しくて栄養バランスのいい食事を摂れない日は、栄養補助サプリメントを活用しましょう。 髪の毛の成長を助ける亜鉛やビタミンを適度に含んだサプリメントを選びましょう。 血行改善が叶う頭皮マッサージ バランスのよい食生活を心がけても、血行が悪くては髪の毛に必要な栄養素は行き渡りません。効率よく栄養を髪の毛に浸透させるには、頭皮マッサージで血行促進するのが効果的。 シャンプーをする前やシャンプー中に、指の腹で頭皮を下から頭のてっぺんに向かってつまみあげるようにマッサージをしてあげましょう。 シャンプー中にマッサージを行う場合、濡れた頭皮は負担がかかりやすくなっているので、適度に気持ちいい程度に優しくマッサージをするようにしてください。 自分の髪質・頭皮に合ったシャンプーを使用することでさらに血流改善効果はアップします。育毛成分を含むシャンプーを使うのもいいですね。 普段からヘアケアの一環として頭皮マッサージを習慣付けてしまいましょう。 好きなことでストレス解消 現代社会は何かとストレスを受けやすい環境。ストレスが原因で髪の毛が細く薄くなってしまうことも少なくありません。 ストレスは恐ろしいことに、毛髪を作る細胞の数を減らしたり、血行不良を引き起こすことがあります。 血行改善にも役立つストレス解消法は、 ウォーキングやストレッチなどの軽い運動 ゆっくりと半身浴 からだに合った寝具での十分な睡眠 などがあります。 打ち込める趣味がある人はストレスを溜め込みにくいとも言われています。 しっくりくるストレス解消法が見つからない方は、読書やスポーツなど、打ち込めるような趣味を見つけてみてはいかがでしょう。 女性ホルモンを増やす ストレスなどの原因によりホルモンバランスが乱れ、男性ホルモンが多く分泌されると髪の毛が正常に成長せず、細いまま抜けてしまうとご説明しました。 女性ホルモンのエストロゲンは、健康な髪の成長に欠かせないホルモンですが、加齢やストレスで減ると言われています。 正常なホルモンバランスを取り戻すためにすべきことは、男性ホルモンを減らそうとすることでなく、女性ホルモンを増やすこと！ 女性ホルモン（エストロゲン）を増やし、健康な髪の毛を育てるには、 添加物を含む食品をなるべく控える 大豆製品を適度に摂取 豆乳発酵液を使ったヘアケア剤を使用 が効果的だとされています。 スナック菓子や加工品に含まれる添加物は、女性ホルモンの分泌に関係する亜鉛の吸収を阻害してしまうのだそう。また、農林水産省は大豆成分を濃縮したサプリメントの過剰摂取は、健康被害に繋がるので控えるように呼びかけています。なるべく大豆製品から摂取しましょう。 意識することはたったの3つ！楽しみながらヘアケアを 健康で太い髪の毛を作るには、ホルモンバランスや栄養などさまざまな要因が関係しているとご紹介してきました。 その仕組みを知ることも大切ですが、美しく太い髪の毛を手に入れるには、 規則正しい食生活・睡眠をとる 髪の毛を傷つけているかもしれない習慣を見直す リラックスできる時間を作る この3つをまず意識してみてください。効果はすぐに現れないかもしれませんが、髪をいたわる習慣を続ければきっと変化が見られるはず！ 理想の髪を手に入れた自分イメージしながら、楽しんでヘアケアをしましょう。 関連する良く読まれる記事: 手触りが悪いガタガタの髪の毛の原因と治し方 髪量が多い人に効果あり！髪のボリュームを抑える５つの方法 ダイエット中の抜け毛を何とかしたい…その原因と育毛対策 円形脱毛症の原因とは？ストレスだけが理由ではない！ 髪の老化防止に繋がる正しいヘアケア方法。老けるのは肌だけじゃない！ close

髪の毛が細いのには意外な原因が？太い美髪を手に入れる方法