夜尿症って、子供だけではなく親も大変ですよね？   夏ならともかく、冬におねしょをしてしまうと、全身びしょ濡れで冷たくなってしまいます。   雨の日は、お布団は、なかなか乾きませんよね？   夜尿症が小学生高学年まで続くと、子供本人も段…… more 々と気にして傷ついてしまいます。 林間学校や修学旅行などの宿泊も心配ですよね。   夜尿症は、寝ているときに起こりますから、本人が無意識にしてしまっています。 親が子供を怒っても、おねしょは治らないんですよね。   それでは、夜尿症はどのように治るのでしょうか？生活改善で夜尿は治るのでしょうか？   今回は、子供の夜尿症を体験している親御さんの実話をご紹介しますね！   夜尿症って遺伝なの？   夜尿症って遺伝なのでしょうか？ 私の息子は、小学生高学年になっても、毎日のようにおねしょをしていました。   わたしが、もしや遺伝なのでは？と感じたキッカケは、息子の父の一言でした。 「俺は、中2くらいまで、おねしょしてたんだよな～」   私は、そのときにハッとしました。 「息子のおねしょは、もしかして遺伝なの？」   遺伝的要素があって、夜尿を繰り返しているなら、仕方ないのかも。 そう感じました。   そして、地元の総合病院の泌尿器科へ息子を連れていき、専門家に診てもらうことにしました。   抗利尿ホルモンの分泌と夜尿症の関係！ そもそも、尿は腎臓で作られます。 腎臓で作られた尿は、脳下垂体から分泌されている抗利尿ホルモンにより調整されます。   そして、膀胱で一定量が貯められてから尿意となり、尿道を通り排泄されています。   夜中は、抗利尿ホルモンの分泌が通常の2倍になります。 抗利尿ホルモンとは、尿意を促すのを抑える働きをします。   しかし、遺伝的要素により、夜中の抗利尿ホルモンの分泌が増加しない子供もいます。 大人になるにつれて抗利尿ホルモンの分泌は増える傾向にあります。   私の息子の場合は、尿検査により、夜中の抗利尿ホルモンの分泌が増加していないことがわかりました。 そのため、お医者さんの指導のもと、薬や生活改善の治療が始まりました。   泌尿器科の見解では、夜尿症は、遺伝的な要素が大きく、本人の自覚や生活環境・育て方などとの関係は薄いとのこと。   泌尿器に関わる身体が未熟なため、思春期から大人になるにつれて次第に夜尿症は治る傾向にあります。     夜尿症には生活改善で治るの？！ 私の息子のケースでは、まずは、医者に行き、尿検査の結果に基づいた治療がはじまりました。   そして並行して、家庭で出来る生活習慣の指導がありました。 夜尿症の生活習慣の改善はこちらです。   １．夕食後の飲み物の量をコントロールする 夕食をなるべく早めにする 夕食後から寝る前は、飲み物の量を減らすようにする。 のどが渇いてしまったら、口を潤す程度にする 寝る前の牛乳は控える   ２．寝る前に必ずトイレに行く 寝る間は必ずトイレに行く習慣をつける。 なかなか寝付けない場合には、布団から出てもう一度トイレに行くようにする   ３．睡眠時間の中間点に親が子供を起こして尿量を計る 睡眠時間が21時から6時までの場合、中間のAM1～2時くらいに親が子供を起こして尿量をチェックする。 この時点で漏れているようなら、もう少し早めに時間をセットし起こすようにする。 尿量が２００ミリを超えるようであれば、寝る前の水分量をもう少し減らすようにする。   ４．夜間の尿量と、漏らすタイミング（時間）を記録する 子供の夜間の尿量と、漏らすタイミングを紙に記録する。 次回の病院のときに、子供の夜尿の状況を先生に報告し、診断の材料にしてもらう。     夜尿症は膀胱容量の影響があるの？   夜尿症は、夜間の睡眠中に抗利尿ホルモンの分泌が悪く、睡眠中に尿量が減少されないために起きます。   また、もう一つの原因が考えられます。   睡眠中は膀胱容量が1.5倍に増加する？   睡眠中は、自律神経の副交感神経が優位となり、膀胱の容量が昼間の1.5倍に増加します。   しかし、何らかの原因で自律神経のバランスが未熟ですと、おしっこを貯める膀胱容量の増加が1.5倍にならないケースがでてきます。   膀胱容量以上に、おしっこが出来てしまうと、睡眠中に尿意が発生します。   また、子供は眠りが深いために、尿意で起きることができずに、おねしょをしてしまうのです。   夜尿症の治る時期っていつ？   親にとって、子供の夜尿症って本当に気がかりですよね。   薬を飲めばすぐ治るものでもないですし。 本人に治す気持ちがなければ、なお更困ってしまいますよね。   夜尿症は、本人の体の機能の問題である場合が多く、こればっかりは時間がかかってしまいます。 いくら親がおねしょを叱っても、子供の夜尿症は治りません。   ただ、夜尿症が治る時期の予測はできるんです。   寝てすぐに夜尿をするケース   子供が寝てすぐに夜尿をする場合や、その後も朝までに夜尿を繰り返す場合には、夜尿が治るまでに5－6年かかります。   泌尿器の機能の発育に5－6年はかかる傾向にあります。   睡眠時間の中間点前後に夜尿をするケース   寝てすぐにではなく、睡眠時間の中間点前後に夜尿をする場合は、夜尿が治るまでに3－4年かかる傾向にあります。   このケースの場合は、中間点に親が子供を起こしてトイレに行かせると、朝まで漏らさないケースがほとんどです。   また、寝る前の水分量を減らすことで、夜中に起こさなくても夜尿をすることがなくなってきます。   朝方に夜尿をしてしまうケース   朝起きる数時間前に夜尿をしてしまうケースは、あと1－2年で夜尿がなくなる傾向にあります。   睡眠中の膀胱容量も増加傾向にあり、あと少しで夜尿がなくなります。   このケースの場合も、寝る前の水分量を減らすことで夜尿が次第になくなっていきます。   夜尿症の子供の宿泊について   夜尿症のある子供の宿泊って気がかりですよね。   本人にとっても、親にとっても心配この上ありません。   楽しみにしている林間学校や修学旅行を欠席させるのは可哀そうですよね。   そんなとき、やはり学校の先生に相談して、子供を起こしてもらう対策は必要です。   また、夜尿する時間が早い子供の場合は、紙おむつをトイレでつけるなどの工夫をするのも一案です。   今の紙おむつは薄手ですので、紙おむつの上にパンツとパジャマを履けば外からわからないでしょう。   そして、寝る間の水分量の調節を子供に徹底させるようにしましょう。   楽しい宿泊旅行で子供が失敗しないように、親として出来る対策を心がけたいですよね。           The post 夜尿症の生活改善！子供・小学生のおねしょって遺伝？治す方法と体験談！ appeared first on すみれん. close

夜尿症の生活改善！子供・小学生のおねしょって遺伝？治す方法と体験談！