緑茶には風邪予防や殺菌効果があると有名ですよね。そして緑茶はダイエットにも効くと言われていますが、 実際に効果は在るのでしょうか？効果的な飲むタイミングや適切な量とは？ 緑茶に秘められた健康パワーを検証します。 健康増進には緑茶の成分に注目！ダイエットに役立つ成分とは？ 緑茶の…… more カテキンには以下の健康増進が期待される成分が含まれています。 カテキン 渋味の成分でポリフェノールの一種 強い抗酸化作用(活性酸素などの老化原因を除去する) 体脂肪を減少する効果 脳の活性化 抗菌作用 風邪予防 アレルギー緩和作用 今回はダイエット効果が期待されるといわれるカテキンについて詳しくみてみましょう。 緑茶のカテキンにはダイエット効果はあるのか？継続的に飲むことが鍵？ ある研究によると効果がみられたのは以下の場合です。 ・減少率の個人差がある。特にBMIが大きい人(肥満傾向)に有効。 腹囲、体重、体脂肪の減少が見られた ・カテキン540mg程度含む飲料を1日1本、12週間継続して摂取 体脂肪ってそもそもなぜ増えるの？ 主に食事中の糖質の摂りすぎが原因です。血糖値が上がり過ぎないように「インスリン」が多く分泌されますが、 このインスリンには脂肪を蓄える作用があり、糖質の過剰な分は余計なお肉になってしまうのです。 カテキンがダイエットに効果があるといわれる理由は三つです。 カテキンのホルモン感受性リパーゼ(脂肪加水分解酵素)の亢進 体脂肪はホルモン感受性リパーゼによって｢遊離脂肪酸｣というものに分解されます。 そこで初めて脂肪が燃焼されます。カテキンにはこの酵素を亢進させる働きがあるといわれています。 カテキンのα－グルコシダ－ゼ阻害作用 α－グルコシダ－ゼとは糖の結合部分を加水分解してブドウ糖(血糖値を上げるもの)にする酵素です。 ブドウ糖が多いと脂肪になるのでこの酵素を阻害する作用で脂肪になるのを抑えます。 カテキンの食事誘発熱産生の上昇 食事をすると身体が温かくなることは皆さん経験があるかと思います。これは噛む、吸収、代謝において エネルギーを消費しているからです。カテキンの継続摂取でこの熱産生上昇があるといわれています。 しかしカテキンを飲んでるからといって脂っこいものや甘いものを食べ過ぎると 確実に体脂肪になって本末転倒になります。 いつも嗜好飲料を常用している場合は摂取カロリーの差が歴然なので 緑茶を選ぶだけでも健康的ですし、痩せるはずです。 コカコーラ150kcal　炭水化物54g(1本350ml) ポカリスエット135kcal　炭水化物33.5g(1本500ml) 缶コーヒー70kcal　炭水化物14g(1缶190ml) 野菜生活63kcal　炭水化物16.6ｇ(1パック200ml) 緑茶 ほぼ0kcal 炭水化物 ほぼ0g 一方で緑茶はゼロカロリー、糖質も当然ゼロです。 緑茶の効果を引き出す最適な飲み方とは？ 緑茶の健康効果やダイエットに役立つことはご理解いただけたと思いますが実際にどの緑茶がいいのか？ 効果的な飲み方をみていきたいと思います。 一口に緑茶といっても種類はさまざまですが、どうせならカテキンが多いものを選びたいですよね。 ずばりカテキンが最も多いのは煎茶です。 煎茶は普段私たちが飲んでいる一般的なお茶なのですぐにいつでも始められますよ。 飲み方は単純に、｢1日10杯程度を数回に分けて飲む｣だけです。 1日1回大量に飲むよりも、数回に分けて少しずつ飲むほうが血中のカテキン濃度が維持されるので効果が持続します。 急須で入れたお茶1杯には120mg程度のカテキンが含まれているため、 1日10杯程度までが目安です。一日のカテキン摂取量の目安は1g以下とされています。 そしてダイエットのポイントは温かいものを飲むこと。 おすすめは｢緑茶ジンジャーティー｣ 作り方 ・煎茶(大さじ1杯) ・生姜白湯　皮付きで1mmほどにスライスする 保温ボトルに熱湯と生姜を入れて3時間ほど置く ・はちみつ　小さじ1/2 ①煎茶は80℃から90℃で15秒抽出する。 ②①に生姜白湯を適量加える。 ③はちみつで好みの甘さに仕上げる。 代謝を上げるためには温かいものを摂ることが大切です。 ｢体温1℃上昇で代謝量13％増加する｣ので、生姜があればすりおろして入れましょう。 生姜のショウガオールがさらに代謝を上げます。少量のはちみつで甘みをつけてもいいですよ。 また温かい緑茶をゆっくり味わうことでリラックス効果があり副交感神経が働くので満腹を感じやすくなります。 緑茶を飲みすぎると良くない？子供や妊産婦のお母さんは注意！ ここでひとつ注意したいのが緑茶の中のカフェインの量です。眠気覚ましにはコーヒーや紅茶を思い浮かべますが、 緑茶にも含まれています。 煎茶のカフェイン量は約20mgです。(茶葉10gを450ml熱湯抽出したもの) これはコーヒーの1/3ですが子供や妊産婦のお母さんは注意が必要です。 緑茶を飲む時は以下に注意しましょう。 ・就寝四時間前までに飲む ・スポーツ時や汗を多くかく時には飲まないこと ・妊婦さんや授乳中は赤ちゃんにリスクがあるので控えること ・厚生労働省の喚起では子供はカフェインの感受性が強いため 4-6歳では45mg/日、10歳-12歳では85mg/日を最大とすること 緑茶を飲みすぎると胃がむかむかする？ カフェインの多量摂取により胃の不快感がでることがあります。含まれるカフェインの濃度により胃を刺激してしまうので 食前には少し薄めの緑茶、濃い目のお茶は食後に飲むようにしましょう。 カテキンの嬉しい効能について。風邪予防やアレルギー緩和にも効果的！ ・緑茶で手洗いうがいを！ 静岡県の大学での調査ではカテキンがインフルエンザウィルスの感染予防に効果があったと発表しています。 ・「べにふうき緑茶」で花粉症の緩和！ ある疫学調査によるとべにふうき(緑茶の品種)にはスギ花粉症の治療に効果的といわれています。 メチル化カテキンという成分がアレルギー発症の原因となる物質を抑制してくれます。 スギ花粉が飛散する1ヶ月前(2月頃）から飲むと良いでしょう。 緑茶にはカテキン以外にも身体に嬉しい成分が含まれています。 ビタミンC ・抗酸化作用 ・風邪予防や美肌効果 ・鉄の吸収を助ける役割 テアニン ・緑茶の旨み成分 ・精神安定作用 カフェイン ・脳の覚醒作用 ・利尿作用により体外へ不要な物質を排出 ダイエットだけではなくその他の健康効果も得られる緑茶は魅力的ですね。 簡単！栄養まるごとたっぷり茶葉レシピ 茶葉をそのまま料理に使えば、お茶で抽出できない(脂溶性)成分であるビタミンE、カルシウム、カロテン、 食物繊維も摂ることができます。お茶の爽やかな風味によってワンランク上のおもてなし料理にもな るのでぜひ活用してみてください。 緑茶を使ったレシピのアイデア 茶葉大さじ1杯を細かく砕いててんぷら衣に混ぜたり、ふりかけにする。 肉や魚に茶葉をもみ込んでソテーする ご飯を茶葉を入れて炊く 今日から緑茶を生活に取り入れよう ダイエットを行うコツはリバウンドがなく、低コストで継続しやすいかどうかが重要です。 緑茶はリバウンドもなく、さらにその他の健康効果もあるので、 この冬は風邪予防と花粉症対策を兼ねて今日から緑茶を飲む習慣をつけてみませんか？ 参考文献 新しい栄養学 生化学 五訂増補日本食品標準成分表 生物工学第95巻第9号(2017) 日本家政学会誌vol62　No.4(2011) 昭和大学薬学雑誌第4巻　第2号 海洋科学研究　第27巻第1号　平成26年4月 伊藤園　お茶百科 このエントリーをはてなブックマークに追加 スポンサーリンク 緑茶はダイエットに役立つの？継続摂取で風邪予防やアレルギー緩和にも役立つ、嬉しい成分で冬を乗り切ろう。はダイエットの真実を追求するメディア【カロナビ™】で公開された投稿です。 close

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