「え？どうして昨日とこんなに差が出るの！？」 ダイエット中に毎日体重計にのっていると、こんなイライラされたこともあるでしょう。 そんなイライラの原因の１つに、体重計に表示された「体脂肪率」があるんじゃないでしょうか？ 例えば、体重は変わってないのに、体脂肪率が前日より１％も…… more 増えてしまったり、逆に減ったりとわけが分からなくなります。 酷い時には、体脂肪率だけが乱高下することがあります。なぜ体重計の体脂肪率はこんなに乱高下するのでしょうか？ ということで今回は、正確に体脂肪率を測定する方法について、まとめてご紹介します。 スポンサーリンク どうやって体重計で体脂肪率を測定してるの？ 市販されている体重計（体組成計）や体脂肪計は、どうやって私たちの体脂肪率を測定しているんでしょうか。 その方法は、体に微弱の電流を流し、電流の通りやすさの状態を判断して測定しているんです。 体脂肪は、ご存知のとおり油脂でできています。それに比べて「胃」「腸」「肝臓」などの内臓、そして「筋肉」は水分でできています。 水は電気を良く通すので、水分を多く含む内臓や筋肉は電気を通しやすいです。一方、脂肪は水分をあまり含んでいないため、電気を通しにくいわけです。 つまり… （出典：コカねっと！） 電気を通しやすい体　⇒　体脂肪が多い 電気を通しにくい体　⇒　体脂肪が少ない ということなんですね。 そして、最近の体重計（体組成計）や体脂肪計はあらかじめ、 性別 年齢 身長 などを入力します。 これらの情報と電気の通しやすさ、そして測定した体重を元にして、体重１キロあたりどれぐらい体脂肪があるかを計算し、体脂肪率を算出しているんですよ。 体脂肪率が変動しやすくなる原因 では、なぜ体脂肪率は体重に比べて変動しやすいのでしょうか？ 体脂肪率と体重の関係を見ると… 例えば、体重が６０キロの方が体脂肪率を測定したら、前日から体重が変わっていないのに、体脂肪率が１％上がったとします。 体重の１％というと６００グラムです。つまり１日で６００グラムの脂肪が体にたまったということになりますが、６００グラムの脂肪って相当な量ですよね。 １日で６００グラムも脂肪がたまるなんて、とても信じられません。 でも、じつは信じられないぐらい体脂肪率が変動してしまうのは、ちゃんとした原因があり、体脂肪率を測るタイミングで数字がガラリと変わるんですよ。 飲食した後 飲食をした後というのは、食べたものや飲んだものを消化するために、胃や腸などに血液が集中します。 そのために手足の末端の血液量が減り、水分まで減ってしまうんですね。 その状態で体脂肪率を測定すると、手足の水分が少ないわけですから、当然、電気を通しにくくなります。つまり、体脂肪率が通常よりも高く算出されるんですよ。 もちろん体重も増加するので、体脂肪率に影響を及ぼします。 お風呂上がり お風呂に入れば、当然のことながらお湯に浸かることになります。 お湯に浸かれば浸かるほど、水分が体に吸収されて体内の水分量が多くなります。 長くお風呂に入っていると、指先がしわくちゃになりますが、これも皮膚が水分を吸収してふやけてしまった結果です。 お風呂から上がった状態で体脂肪率を測定すれば、体の水分量が増えて電気を通しやすくなっているため、通常より体脂肪率が低く算出されます。 運動した後 運動した後は、たくさんの汗をかいています。すると体の中の水分が少なくなっているため、体脂肪率が高く算出される思いませんか？ しかし、それは逆です！ 運動をすると、筋肉に「代謝物」がたまります。この代謝物には「保水作用」があるため、運動後は体脂肪率が低く算出されるんだそうです。 たしかに、私も運動後に体脂肪率を測定すると、通常よりも低く算出されるので不思議に思っていたのですが、そういうことだったんですね。 運動をすると、体脂肪がエネルギーに変わります。これも体脂肪が低くく算出される要因になります。 徹夜明けした時 仕事などで徹夜をすると、体がむくんできます。 体がむくむということは、体の代謝が悪くなっていること。体内の水分が排出されずに留まりやすい状態なんです。 その状態で体脂肪率を測定すると、体は電気を通しやすくなっているため、通常よりも体脂肪率は低く算出されるわけです。 生理中の期間 女性が生理中の期間になると、体脂肪率が高く算出されるようで、次のように説明されています。 生理前は、女性ホルモンである「黄体ホルモン（プロゲステロン）」が多く分泌されます。 黄体ホルモンは、体内に水分をため込む作用があるので、体内の水分量が多くなり、ムクミやすくなるのです。 この体内の水分量に反応して、生理前は体脂肪率の数値が低くなり、また逆に体重は重くなります。 でも、生理が来ると、月経血などとして水分を排出するので、体内水分量が減り体脂肪率は上がってきます。 体温の変化 体温が変化も体脂肪率の算出に影響を及ぼします。 体温と体脂肪率の関係体温が高い　⇒　体脂肪率が低い 体温が低い　⇒　体脂肪率が高い 例えば、冬になると体が冷えやすくなります。とくに手足は冷たくなりやすいため、電気が通りにくくなって体脂肪率は高く算出される傾向があります。 私も経験があるのですが、寒い冬のある日、朝起きたら足を布団から出して寝ていたことに気付きました。もちろん足はかなり冷えています。 その状態で体脂肪率を測定したら、前日より２％弱も体脂肪率が高くなっていたんですね。 私は驚いて「なぜ体脂肪率が急に高くなったのか？」について調べたら、体温が関係していることが分かったんです。 こんなことでも、体脂肪率は変わるもんなんですね。 スポンサーリンク いつがベスト？体脂肪を正確に測定する方法 私たちは１日の生活の中で、体を動かす・食事をする・仕事をするなどなど、何かと活動をしている時間が多いです。 そのため先程ご紹介したように、体内の水分や代謝物が増減を繰り返し、体温も常に上下します。 そんな中、正確に体脂肪率を測定するなんてなかなか難しいんですね。 では私たちは、どのようにして体脂肪率を正確に測定すればよいのでしょうか？ 体組成計メーカー「タニタ社」の見解 その方法ついては、体脂肪率を測定する「体組成計」やダイエットに役立つ商品をたくさん製造している、タニタさんのコラムで紹介されています。 そのコラムでは 1. 食後２時間を経過していること 2. 測定前に排尿、排便を済ませる 3. 運動直後の測定は避ける 4. 脱水やむくみのある場合の測定は避ける 5. 気温低下時や低体温時での測定は避ける 6. 発熱時の測定は避ける 7. 原則として入浴直後の測定は避ける のように、代脂肪率を正確に測定する７つのポイントが紹介されていました。 そして、何よりもいちばん大切なのは 毎回なるべく同じ条件で測定すること 長い目で数値の変化を見ること だといっています。 なるべく前日との体の変化が少ないよう、同じ条件で体脂肪率を測るようにして、１％上がった下がって一喜一憂することなく、長い目で観察するようにしましょう。 測定は起床後５分以内に ということで、タニタさんの７つのポイントをふまえて、体脂肪率を正確に測定するベストタイミングがあります。 それは 起床後５分以内 に測定することです。 起床後５分以内は体の変化も少なく、タニタさんの７つのポイントもいくつかクリアできます。（体調が悪い時は除く） もちろん起床後５分以内では排尿・排便を済ませられないかもしれません。 いつまでたってもお通じがこないこともありますので、その時は誤差だと思って測定しましょう。 もしよろしければ、あなたも起床後５分以内に体脂肪率を測定してみませんか？ 高性能な体組成計を使うのもアリ！ 少しでも正確に体脂肪率を測定したいなら、高性能な体組成計を使うのも１つの方法です。 例えば、タニタ社製の体組成計には、次の特徴があります。 ポイント デュアル周波数で正確な測定ができる 体を細胞レベルで分析できる 筋肉の質をチェックできる スマホと連携でき、アプリで情報を管理できる これらの特徴は、医療現場で培った最先端のテクノロジーによって実現されました。そのため、お値段も２万円代と高く設定されています。 ただダイエットを成功させるためには、ご自分の体の正確な情報を把握することは大切なことですので、ぜひ利用されてみてはいかがでしょうか？ amazonなどのネットショップなら、18000円前後での購入が可能です。 スポンサーリンク 体脂肪率を落とす関連記事 次の記事では、体脂肪率を落とす方法を紹介しています。ぜひ正確に体脂肪を測りながら、体脂肪率を落としていきましょう。 体脂肪を減らすコツは？女性男性、誰でも簡単に痩せる方法まとめhttps://yasekore-diet.jp/body-fatダイエットをする方の誰もが思うこと…。それは体脂肪を減らすことですよね。体重を落とすことよりも、体脂肪を減らすことを意識してダイ... １か月で体脂肪率２％減！女優もしている白湯ダイエットの５つの効果https://yasekore-diet.jp/hot-water世の中にはいろんなダイエット法がありますが、比較的人気のあるダイエット法の中に「白湯ダイエット」というのものがあります。 白湯... ブラックで痩せる！食後のコーヒーダイエット６つの効果https://yasekore-diet.jp/coffee-dietあなたは、コーヒーを飲む習慣がありますか？ 私たち日本人はコーヒーを飲む方が多く、毎日の生活にコーヒーが欠かせない方もいらっし... まとめ いかがだったでしょうか？ 体脂肪率を正確に測定するには、いろいろ条件があって大変に感じたんじゃないでしょうか？ そこでまずは、あなたのライフスタイルにあわせて、なるべく毎回同じ条件で測定してみましょう。 そして「長い目で見る」ということです。 体脂肪率も体重と同じで、ダイエットをしてても上下を繰り返しながら減っていきます。そのためその都度、喜んだり悲しんだりしては疲れてしまいます。 どうせ比較するなら１週間前の自分、１カ月前の自分と比べながらダイエットをすると、長続きするもんなんですよ。 close

ダイエットに役立つ！正確に体脂肪率を測定する方法まとめ